
「落穂拾い」も同様の意味で使われ,訳語としては"gleaning"が使われる。Jean-François Milletの絵画「落穂ひろい」は,英語ではThe Gleaners として知られるが,実物はParisのオルセー美術館(Musée d'Orsay)に収蔵される。オルセー美術館の建物は,Paris-Orléans鉄道のオステルリッツ駅(Gare d'Austerlitz)に代わる都心ターミナルとして1900年に竣工したが,ホーム有効長の問題で39年に長距離列車の発着駅としての使用が中止された。1970年代になって保存・活用が検討され,86年に美術館として再出発した。

長距離列車の発着が無くなっても近郊線ホームは残り,79年には西隣のアンヴァリッド駅(Gare des Invalides)と接続されて中間駅となった。現在でもRER C線のオルセー美術館駅(Gare du Musée d'Orsay)として使用されており,2面4線の地下駅入口は美術館西側に位置する。(2014.9.11)
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